profile
Olga Solodova オルガ・ソロドヴァ
芸術大学を卒業し、陶器に彩色をする仕事をしていた。
2015年FANTANIMA!賞(HELLO TEDDY!)受賞者
骨董玩具収集が趣味。ポジティヴとネガティブのあいだのバランスを探ることを制作の肝とする。オムスク在住。
主な技法など
衣装も小物も自作します。作品は自立します。
2024年 東京展出品作品
私は長いあいだ、「home」とはなにか考えていました。
だからこの展覧会のテーマを知ったときは、嬉しく思いました。
私は家とは、ある場所に建っている建物だと考えていました。でも今はこう考えています。衣服や家具や家の壁は私たちの生活で現れては消えていってしまいます。
だからこう思うのです。
「home」とは、あなたが今いる場所だと。
「home」はあなたそのもの。「home」はあなたが作り出しているものなのです。それがどこであっても。
新しいコレクションは5つのキャラクターがいます。
2頭のイルカ、鯨、白鯨、そしてハンマーフィッシュ(シュモクザメ)です。
この子たちはみんないつもポジティブなので、自分のまわりもそういう気分になって楽しく、気持ちよく過ごせます。
この子たちは自分たちで「home」を作り出せるのです❣
素材 布・ミニシュトフ地(ベルベットと同様の厚さがあり、大変柔かい生地)
手足可動 自立します。
242901 イルカ boy
19cm
242902 イルカ girl
20cm
242903 白鯨
22cm
242904 鯨
21cm
242905 シュモクザメ
22cm
2024年 関西展出品作品
蛙とうさぎ
スペシャル・デュエットの蛙とうさぎです。
蛙が太鼓をたたきます。そしてその音を聞いています。
その音が消えかかるとき、、、
うさぎはシンバルを叩いて音をつなぎます。
といっても大きく打ち鳴らすのではなく、そっと静かに、、、
太鼓の音とシンバルの音が共鳴し、静かに消えてきます。
そしてまた蛙は太鼓をたたき、その音を聞きます。
それは音楽とはいえないかもしれません。
それは、静かさを感じるための魅力的な波動のようなもの。
彼らはこの音楽をずっと演奏する準備ができていますよ。
この動物たちはシンプルに、細かいディテールを省いて作りました。
シンプルなかたちでも最大限の表現ができるように試みました。