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2010年より洋服作りであまった切れ端や着なくなった古着を使って、独学でぬいぐるみを作り始めました。
最近はそのぬいぐるみ作りで出た更に小さい切れ端を縫い重ねて、ツギハギボロボロな動物や怪獣を作ったり、ガイコツや骨モチーフの作品を作っています。
古いサビれたおもちゃや建物が好きで、その感じと色々な作品を作る中で身に付けた独自の製法で、見た事のない不思議なぬいぐるみを作りたいと常に思っています。
主な素材や技法
布と綿で作るぬいぐるみ
お気に入りポイント
可愛いだけではないダークファンタジー
リュウ
23㎝ 生地、綿、樹脂粘土(歯) ぬいぐるみ
今年の干支龍を作りました。毎年干支は作っているのですが、他の作家様も作っているので自分らしさを出すためのデザインの段階が毎年凄く悩みます。
今回の龍は胴長手足短い怪獣の様なデフォルメをして、怖くなりすぎない事も意識しました。牙、爪は小さいながらもちゃんと作りました。最近の作品はキャラクターやデザインをわかりやすくする事を重視していて、生地のツギハギを以前より少し控えめにしたりしています。色合いが凄く気に入っています。
ホネ
13㎝ 生地、綿、銅線、紙(足の指) 銅線の骨格に布を縫付けた作り
この作品は凄く時間をかけて出来た作品です。常に制作する机の見えるところにいて、他の作品を作っている時に出た小さなあまり布をあてて見てマッチする度に縫い付け、また他の作品で出たあまり布をあてて見るを繰り返しして完成しました。あまり完成も意識せず色合わせや形の面白い布をただ縫い付ける、作品制作中の気分転換にもなっていました。
今まで手足にだけ使っていた銅線を身体の骨格として使ったのは初めてで、単純に中途半端な長さの銅線を遊びで組み合わせたら作りかけのホネアタマに丁度いい身体が偶然出来ました。
今回FANTANIMAのテーマがHOMEだったので空洞の身体が落ちつく場所になっている小さなホネも作り、テーマに合った作品に仕上げました。